ソーシャルゲームのKPIにみるARPUとは?
ARPUは「アプリ利用者一人あたりの課金額」
これが30円とか100円といった数値になります。
■ARPUの計算方法
・計算方法
その日の売上 / その日のアプリ利用人数
売上が100万円あり、その日のアプリ利用者(DAU)が1万人だった場合
1,000,000円 / 10,000人 = 100円
一人あたりの課金額平均が100円になります。
基準は特にありませんが、2パターンの見方ができます。
■ARPUの判断基準
・自社アプリを基準にする
運営中のアプリからみて、その日のARPUが高いか低いかを判断します。
売上が少ない場合、このARPUが低ければ高くする試作を打ちましょう。
一人あたりの課金額を上げるためには、単価を高くするか課金者を増やします。
一番早いのは単価を上げることで、値段を高くするか2個以上買って貰う試作が効率的です。
・他社アプリを基準にする
ランキング上位のアプリを基準にして、自分のアプリがどのくらいの位置にいるのかを判定します。
売上数値を見ることは難しいですが、プレスリリースや決算報告などから計算することが可能です。
現状アプリストアの上位10タイトルは、月商5億以上とされています。
流動的なので単純な予測でしかありませんので注意です。
DAUも10万人から30万人と仮定すると、
500,000,000円 / 300,000人 = 1,666円
予測の範囲ですがこのくらいの数値になります。
優良アプリではARPU100円から300円なので、いわゆる「課金ゲー」と批判されるレベルで高額課金になる基準が300円まで。
それ以上になるとユーザーが課金疲れしてしまいます。
このARPUを引き上げる要因は、一部の高額課金者なので、ほとんどのユーザーは微課金者になります。
一人300円を使ってくれるコンテンツは、ガチャ一回分だとしても魅力がないと買ってくれません。
よほど良いゲームでなければARPU300円は達成できません。
ARPUはゲーム全体の遊ばれ方を判断する材料となるので、是非複数タイトルを比較して見てみてください。