Oculus Riftの製品版発売日が2016年と迫り、VR関連の市場も賑わってきています。
Oculusの最新バージョンはさらなる進化を遂げているようです。
ヘッドトラッキングのためのカメラがあり、素早く後ろを振り返っても動きについてきます。
あまりにも早すぎると稀にトラッキングが外れるようですが、体験した限りはすべての動きについてくる感度の良さがありました。
本体の試作品にはマーカーが付いていますが製品版ではデザインが変わります。
そしてヘッドフォンが付いたことも大きな変化です。
ヘッドフォンの質も悪くなく、ゲームをする分には十分耐えられる音質です。
映画やハイレゾ音楽には物足りません(そもそもヘッドフォン側が対応していない)が、そういう使い方をする人はあまりいないでしょう。
海外仕様の試作機を体験しましたが、眼鏡をつけたままゴーグルを装着できました。
しかし、鼻の部分の形状が海外仕様になっており、日本人の鼻では隙間が開いてしまったので、調整できるパッドが付くとよさそうです。
本体の重さも意外と軽く、頭を振り回してもゴーグルが外れる心配もなく自然に装着できました。
■高解像度ディスプレイ
Oculusのディスプレイ解像度は2160×1200となっており、4K相当の迫力となります。
現状はこの解像度が限界になりそうで、さらに高解像度のディスプレイを組み込むことは容易ではないでしょう。
Oculusの動作にはPCが必須となっており、出力される画像を処理する必要が出てくるため、超高解像度のコンテンツを作ったとしても利用できるユーザーが限られてしまいます。
Nvidia GTX 970/AMD 290と同等のグラフィックボード、8GB以上のメモリ、HDMI端子、USB3.0と一般家庭に普及しているPCでは動作するかが問題となるでしょう。
■コントローラ
製品版のOculusにはコントローラが用意されていて、ゲームへの利用が想定されています。
プレイヤーの動きをトラッキングできるので、FPSやアクションゲームで活躍してくれます。
XBOXコントローラーにも対応し、2016年以降、VR対応ゲームが続々とリリースされてくることが予想されるでしょう。
■Oculusのススメ
製品版となるOculusを体験すると、VRという世界に引き込まれてしまいます。
まるで映画の主人公になったような感覚になり、VRゲームが出たらすぐに体験してみたくなりました。
初めは躊躇してしまいますが、思い切って一度体験するとその面白さに気がつきます。
Oculusに限らず、GearVRやハコスコなど、手が届きやすい製品もあるので、一度試してみることをお勧めします。
2016年はVRの年になるので、新しいものが好きな方は必見です。