VRコンテンツを開発する場合、プラットフォームをどうするかがまず課題となります。
現在VR関連の再生には「PCが必要なもの」と「スマートフォンを使うもの」2パターンが考えられます。
それぞれの特徴から最適なプラットフォームを選択することで、必要な機材や開発費が大きく変化してきます。
■単体で動作するもの
Gear VR
ハコスコ
その他レンズ付きヘッドマウントディスプレイ
■コンテンツの内容を何にするかが重要
・再生にPCが必要なVR
再生にPCを必要とする場合、グラフィック面に関して大きく利点があります。
UnityやUnreal Engineを活用したゲームやフルCGアニメーションなど、グラフィックを重視するものであればこちらが良いでしょう。
さらにプレイヤーが操作をしてインタラクティブにプレイできるコンテンツであれば性能を十分に発揮することも可能です。
・単体で動作するもの
主にスマートフォンで再生されているコンテンツを、専用の装置にセットして使う形式です。
これらは3D映画や映像コンテンツを見ることに特化しており、複雑な処理やリアルタイムに反応するゲームでは端末の処理能力が低く難しいのが現状です。
もちろんゲームも可能ですが、グラフィック面に関してはそれほど良くありません。
GearVRの場合はスマートフォンのディスプレイ解像度が高く、映画を見る分には十分な性能を有しています。
ハコスコは簡易VRとして楽しまれており、本体も紙製なので値段も安く済みます。これもスマートフォンをセットするタイプなので、主に映像観賞用として利用されています。
■まとめ
グラフィック重視のリッチなコンテンツであればPCを使ったOculusなどを活用し、映像コンテンツを見せる場合はスマートフォンで動作するほうを選択すると良さそうです。
特にイベントや多くの人に普及させたい場合はスマートフォンを活用するのが一番効果的となります。
VRはコンテンツとして魅力的ですが、再生機を所有している人がそもそも少ないので、普及率を考えると現状はスマートフォンで再生できるVRが主流となるでしょう。