人間の視線で操作入力が出来るアイトラッキングテクノロジーを利用した入力デバイスを開発しているTobii Technologyは,VRヘッドマウントディスプレイシステム「SteamVR」を手がけるValveと提携、視線追跡技術をSteamVRに対応させることをGDC 2017にて発表しました。次世代VRデバイスは視線入力競争が始まるかもしれません。
スウェーデンの企業Tobiiはこれまでに様々なPCや機械へセンサーデバイスを供給してきた企業です。SteamVRへのアイトラッキング対応によって、今後様々なゲームへの対応が期待されます。特に瞬時の判断が重要となるFPSゲームで高い効果を発揮するため、eスポーツやゲームの大会で素晴らしい戦いが見られる日が近いかもしれません。
すでにアイトラッキングに対応したゲームは『アサシンクリード』や『デウスエクス』など50タイトル以上あり、今後も増えていく事は予想されます。
アイトラッキングが搭載されたVRデバイスでは「FOVE」が有名ですが、普及までに時間がかかっており、他社の視線入力技術が導入されたVR HMDも次々に登場しています。今後は視線入力というキーワードがVRコンテンツの肝となってくるでしょう。
・Tobii 公式サイト
https://tobiigaming.com/
・Steam VR 紹介ページ
https://store.steampowered.com/steamvr?l=japanese