エイベックス・グループ・ホールディングスは2月1日、傘下で音楽著作権管理事業を展開するイーライセンスとジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)が合併し、新会社「NexTone」(ネクストーン)を発足しました。
2015年12月に発表された新会社がついに始動です。
イーライセンスとJRCは、音楽著作権に関する業務を行っており、利用者がテレビやラジオ、ゲームなどでアーティストの楽曲を使いたい場合に申請を行い料金を支払います。
現在、音楽の著作権を管理している団体は他に「日本音楽著作権協会(JASRAC)」があり、ほとんどの楽曲はJASRACに登録されています。
イーライセンスとJRCの規約が異なるため、新会社発足後も社内に旧イーライセンスと旧JRCのそれぞれを担当する2つの事業部を併置する形で運営し、利用者と権利者の理解を得ながら規約を改定していく。
正式な事業統一は2017年4月から一本化される予定。
それぞれ音楽に関する著作権を取り扱う業務は同じですが、利用料や利用形態など、細かい部分に違いがあります。
例えばアーティストの曲をゲームに使いたい場合、ストリーミングで再生するか、ダウンロードさせて保存可能かなど、細かな利用形態によって利用料金が異なります。
スマートフォンアプリでリズムゲームを開発する場合など、取り扱う楽曲の管理団体が違う場合は要注意となります。
・株式会社NexTone 公式サイト