カナダのスタートアップ企業Sulonが開発しているVR HMD「Sulon Q」はAMDをパートナーに迎えて強力なマシンになるのでしょうか。
VRは現在他のメーカーからも様々な種類が発売されていますが、その殆どはAR機能を搭載していません。デバイス本体にレンズを搭載する必要があり、ほとんどのコンテンツでは利用の可能性が無いためVR専用機のほうが普及が早いためです。
徐々に外部カメラを利用したデバイスも登場してきていますが、ARとVRが利用できる利点はジェスチャーをコントローラーにできる点です。両手を広げたり回転させる動きを読み取って入力し、VRコンテンツの操作ができます。精度が高まればARキーボードによる入力もスムーズになって、未来のパソコンはディスプレイも本体も必要なくなるかもしれません。
AMDのプロセッサによるリアルタイムマッピングを活用することでゲーム以外にも様々な作業で活用できるようになります。Microsoftの「Holo Lens」や「エアスカウター」といったメガネ型ARデバイスはすでに建築現場や建設作業員のためのツールとしても導入が始まっており、説明書を手に持ってページをめくりながら作業をする手間を省いているので、ARの技術が今後は注目されていくでしょう。