Googleは本格的なVRゴーグルを開発中止すると発表、今後はVR関連サービスへと資本を集中させるとのことです。Oculus Riftに対抗するVRゴーグルを開発していましたが、ハードよりもソフトへ経営資源を集中させるほうが利益が出るとの考えのようです。
Googleが展開しているVR関連サービスには『Google Card board』があり、安価な段ボール製の本体で組み立ても簡単にできます。こうした一般消費者向けサービスは世界中で利用されていますがOculus Riftに対抗するようなハイエンド機は今後登場しない見込みです。
また、5月の発表会で『Daydream』と呼ばれるプロダクトを開発中でしたが、このプロジェクトも中止になるのかもしれません。Googleは極上のVR体験を可能にするVRプラットフォームの「Daydream」と、ハイエンドVRヘッドセット「Daydream-Ready」を開発しており、Android NにこれらのVR機能を動作させる「VRモード」を搭載すると発表していました。しかし完全にクローズするのではなく、今後はモバイル関連のVR開発が進められ、Daydreamとは異なるVR開発プロダクトも開発中との情報もあり、今後の動向が注目されます。
・Google Daydream
https://vr.google.com/daydream/