Googleは、機械学習によって低解像度の画像を高解像度化する技術「RAISR(Rapid and Accurate Image Super-Resolution)」を発表しました。単純な画像鮮明化ではなく自然に見える高解像度の画像になる技術で、リアルタイムで「低解像度画像の高品質バージョン」を生成できるようになります。
Google Researchが発表した「RAISR」という技術は機械学習により「低解像度映像の高品質バージョン」を作り出す技術で、一般的なモバイルデバイスならリアルタイムで実行可能なほど高速に機能するとのこと。
RAISRのフィルターは2つの方法によって機械学習が行われます。1つは「同じ写真の低解像度版と高解像度版」のセットによる使用、１つは低解像度画像を高画質化する従来の手法である「アップサンプリング」による画像から学習する方法。RAISRはこれまでの高解像度化技術よりも「同じ写真のアップサンプリング版と高解像度版」のセットを機械学習することにより、新しいアプローチ方法で自然な高解像度画像を生成できます。
・Research Blog: Enhance! RAISR Sharp Images with Machine Learning
https://research.googleblog.com/2016/11/enhance-raisr-sharp-images-with-machine.html
・RAISR: Rapid and Accurate Image Super Resolution
https://arxiv.org/abs/1606.01299
