NTTドコモは、世界初の空中浮遊する球体型ディスプレイシステムを開発、「浮遊球体ドローンディスプレイ」を発表しました。ドローンの技術とLEDを合体させたこの技術は、飛行騒音の問題がどの程度発生するかが普及のポイントとなりそうです。
「浮遊球体ドローンディスプレイ」は、環状のフレームにLEDを並べたLEDフレームの内部にドローンを備え、LEDフレームを高速に回転させながら飛行します。そして回転するLEDの光の残像でできた球体ディスプレイを、内部のドローンで任意の場所に動かして見せることができます。これにより、コンサートやライブ会場において、空中で動き回る球体ディスプレイによるダイナミックな演出や、会場を飛び回り広告を提示するアドバルーンのような広告媒体としての活用が可能となります。
ドローンの機体周りに球形のディスプレイを備えることにおいては、これまではドローンのプロペラによる空気の流れをディスプレイがさまたげてしまう課題や、ディスプレイ搭載による重量の増加といった課題がありました。本開発では、LEDの残像によってディスプレイを表示する技術を応用することにより、空中で球形ディスプレイを活用した演出が可能となりました。
■仕様
最大直径:約88cm
重量:3.4kg
ディスプレイ 縦(半周)144pixel × 横(全周)136pixel
・NTTドコモ 世界初、「浮遊球体ドローンディスプレイ」を開発
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/04/17_00.html