2022年オリンピックを目指すZリーグが2019年度より開始! プロライセンス制度や賞金制度など既存の枠を超えた新しい新団体発足

日本で新しいeスポーツの競技団体が発足するとの発表がありました。既存の団体と大きく違う様々なシステムを採用し2022年アジアオリンピックに向けて eスポーツの知名度の向上と競技人口、技術向上を目的にプロ制度の明確化、全国にクラブハウスを設け行われる”Zリーグ”を開催するとのこと。

日本eスポーツリーグ協会(JeSA)とは、eスポーツの魅力を伝えるために2018年度に発足した新しいeスポーツの競技運営団体です。「ユーザーフレンドリーシップを重視し誰もが楽しめる」ということをコンセプトに、2018年度より活動を開始していきます。

最も注目していただきたいのが、今年準備を開始する「Z LEAGUE」です。

Z LEAGUEとは、日本各地のクラブハウスに所属するクラブチームが優勝を目指して戦うeスポーツリーグです。1年を通してリーグ戦を戦っていく、いわばeスポーツのプロ野球を目指します。JeSAの基準を満たす施設が協会認定のクラブハウスとして認められ、クラブハウスを中心とした情報発信やイベント開催を行っていきます。

◆テーマは「ゲームのトライアスロン」!既存の概念を覆す新しい試み

現在のプロゲーマー達の試合は基本的にタイトル毎に開催されています。

しかし、Z LEAGUEはクラブハウスに所属する選手による全5戦5種目が“違うゲームタイトル”で開催されます。例えば、1回戦が格闘ゲームでも、2回戦はレーシングゲームになるなど、選手には専門性以上に“総合力”が何より求められます。

 

なぜゲームタイトルを分けるかというと、現在のeスポーツ業界の弱点であるともいえる、eスポーツの専門化の解消を狙っているからです。

例えば、人気タイトルPUBG(PLAYERUNKNOWNBATTLEGROUNDS)をプレイしている人なら、それに似たゲームタイトル、ジャンルのゲームをプレイしたり関連動画や大会動画を見るでしょう。しかし、他のジャンルのゲームをプレイしたり見たりすることは少ないのが実情です。

eスポーツを普及させるには、ゲームタイトルそのもの以上に、クラブチームやプロゲーマーその人を応援できる環境を整えることが重要であると考え、ゲームのトライアスロン方式を採用しました。

 

◆競技だけではない様々な魅力の提供

トライアスロン方式により様々なゲームタイトルで勝利を争うことになりますが、その競技種目となるゲームタイトルは20タイトルの候補が視聴者の投票により選定され、最終的に運営がその中から5種類を選びます。投票は各クラブチームの“エントリー終了後”に行われ、各クラブチームは選定されるタイトルを知らない状態でエントリーしなければなりません。

 

また、メーカー小売業への業界活性化に寄与するため、“使用機材の自由”を宣言し、各クラブチームに対して使用機材の制限を設けない事を決めました。そのため、各クラブチームは新しい職種である「メカニック」という重大なポストを選任する必要があります。

 

さらに、Z LEAGUEの公式チャンネルでは、月に一度クラブチーム毎の「企画生放送」を行っていただき、より多くのいいねを獲得することで勝利が争われる「企画ラウンド」のような構想もあり、発信力や企画力も重要になってきます。

 

◆日本初!!個人がクラブチームの共同オーナーに?新しいクラウドファウンディングの形

JeSAはOne&Only株式会社協力の元、日本で初めてのサポーターシステムを導入しました。

各クラブハウスのクラブチームにファンドを設け、サポーター様は好きなクラブチームを応援することができます。さらに、ファンドに集められた資金は各クラブチームの成績によって総額が変動して還元されます。応援することでチームや選手の力になるのはもちろん、サポーター様ご自身にも利益の出る可能性がある全く新しいシステムの採用が決まりました。

 

◆明瞭なプロライセンスシステム

JeSAは、Z LEAGUEの運営のみでは終わりません。

日本でのプロゲーマーの定義の曖昧さに問題を見出し、JeSA独自のプロライセンス発行システムを導入します。

発行するライセンスは「シューティング」「格闘」「MOBA/RTS」「レーシング」の4種類です。まず最初に、JeSAの会員になることで協会認定のプレイヤーとして登録されます。会員になるには、クラブハウスや販売店でメンバーカードを入手し、web上で登録手続きを行う必要があります。

次に、チャレンジと呼ばれる各ライセンス毎のプロライセンス獲得戦において、JeSA規定の順位以上を出した個人、チームに対してJeSAのプロライセンスを発行し、JeSAの“プロ選手”として登録します。

プロライセンスを取得することで、ゲームタイトル毎のプロ大会に出場できます。チャレンジとの大きな違いは、プロ大会には賞金が用意されていることです。よって。JeSAによるプロの定義は「賞金のかかった大会に参加できる実力のある者」と定めることにしました。

そして、プロライセンスには有効期限があり、取得後1年以内に協会の定める大会において一定ポイント以上の成績を収めることができないとプロライセンスが失効され、チャレンジより再取得しなければプロ大会に参加できません。

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