Repro、AIを活用した「少年ジャンプ+」との実証実験結果を発表〜AIがアプリユーザーの行動を約90%の精度で予測し、マーケティングコストの約85%削減に成功

Repro株式会社のAI・機械学習の研究開発チーム「Repro AI Labs」は株式会社集英社の協力のもと、同社が提供する人気漫画が読めるマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」でAIでアプリから離脱しそうな傾向にあるユーザーを予測できるか、またその予測したユーザーを離脱させないことができるかどうかを検証する実証実験を実施、結果を発表しました。

■「少年ジャンプ+」での実証実験

▼実証実験のテーマ
1. アプリから離脱しそうなユーザーをAIで予測ができるか
2. 1で予測したユーザーを離脱させないことができるか
3. 1で予測したユーザーを離脱させないために要したコストは、従来の方法と比較して低いか

▼実証実験の内容
・アプリから離脱しそうな傾向にある(アプリへの再訪確率が低い)ユーザー群をAIが抽出
・抽出されたユーザー群を、実験群と統制群に分け、実験群にはアプリへの再訪を促すため特典付きのプッシュ通知を配信
・実験群のユーザーの再訪率が統制群と比較してどの程度上昇したか、また、その際にかかったコスト(配布した特典の消費量等)が、従来の方法と比べてどの程度減ったのかを検証

▼結果
1.  アプリから離脱しそうなユーザーをAIで予測ができるか
AIの予測誤差を約10%に留めることができました。

2. AIで予測したユーザーを離脱させないことができるか
予測したユーザーのうち、再訪確率のより低いユーザーの再訪率が増加したことが確認できました。このことから、再訪確率の低いユーザーに特典付きのプッシュ通知を配信することで、ユーザーの離脱を防ぐことが可能であることがわかりました。

3.  予測したユーザーを離脱させないために要するコストは、従来の方法と比較して低いか
今回の実験を通じて、再訪確率が高いユーザーに特典付きのプッシュ通知を配信することにより、逆に再訪率を下げてしまうケースがあることも明らかになりました。
そうした結果も鑑みて、従来の方法で要するコストを次の①と②の合計としたときと、AIを用いて再訪確率が一定以下のユーザーにのみに施策を実行したときを比較すると、AIを用いることによって、従来の方法で要するコストの85%を削減できることがわかりました。

▼従来の方法でかかるコスト(①+②)
① 特典付きのプッシュ通知を配信したことで再訪しなくなってしまったユーザーを獲得するためにかかった広告費
② もともと再訪確率が高く、特典を付与しなくても再訪するユーザーに対して特典を付与し、使用されたことでかかったコスト

▼AIを使った場合にかかるコスト
AIが離脱確率が高いと予測したユーザーに対して特典を付与し、その特典が使用されたことでかかったコスト

 

・Repro Webサイト
https://repro.io/jp/

 

 

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