インテルとHTCは、VRヘッドマウントディスプレイの「HTC Vive」をワイヤレス化するアプ雨グレードキットを開発中です。これまではPCと接続するためのケーブルが必要でしたが、ワイヤレス化することでさらなるVRコンテンツの進化が期待されます。すでに公開されているTOPCASTよは異なる方式でのワイヤレス化を行うとのこと。
TPCASTとインテル双方のソリューションは同じ60Ghz帯の周波数を利用した技術で、圧縮された映像をPCから送受信しています。TPCASTはWirelessHDを採用し、インテルはWiGigを採用しているとのこと。WiGigは、標準WiFiよりも無線帯域幅を大幅に増やす無線マルチギガビットネットワーク規格です。
TOPCASTが提供するHTC Viveワイヤレス化キットの動作時間はおよそ1時間半とのことで、映画を見るような長時間の稼働には向いていません。5分から30分程度のコンテンツや、アミューズメント施設で行われているようなゲーム体験などで効果を発揮し、シューティングゲームなどのコンテンツでも動きが制限されないので臨場感が増します。
大容量バッテリーの提供も検討されているので、個人の利用から企業イベントでの利用にもバッテリー切れを心配すること無く遊ぶことができます。
TPCASTが開発するワイヤレス化アップグレードキットは、数量限定で価格は1,499人民元、日本円でおよそ2万3千円となり、2017年Q1の出荷を予定しています。
・HTC Vive 日本公式サイト
https://www.vive.com/jp/
・HTC and Intel Partner on New WiGig Wireless VR Solution
https://www.roadtovr.com/htc-intel-partner-new-wigig-wireless-vr-solution/