フィンランド企業のVarjo Technologiesは、人間の目の解像度と同じレベルで映像を見ることができる高精細VRヘッドセット『Varjo』を開発中です。現在プロトタイプのアーリーアクセスを実施中とのこと。
現在主流のVRヘッドセットは処理能力の問題やコンテンツに不必要なスペックは削ぎ落とされることがあり、マシンパワーを求められるため超高解像度のVRディスプレイはあまり普及していません。市場にあるVRデバイスの解像度は、平均的な人間の目に見えるものの1/100にすぎず、『Varjo』は70メガピクセルというもの凄い高解像度を搭載しているため、現実世界と変わらない映像を体験可能です。
自然な映像を見せる『Bionic display™』
『Bionic display™』と呼ばれる新規開発されたシステムは、人間の視線に対してシステムが最適な映像を返す事が可能になるシステムです。ハーフミラーが視線を追従して移動し、レンズを通して見た時の歪みなども無くほぼ完璧な映像が得られます。
プロトタイプ仕様
- FOV: 100 degrees for context display, 35 horizontal for focus displays
- Context display: 1080×1200 @ 90Hz, 8bpp (for each eye)
- Varjo Bionic display™: 1920×1080 @ TBD, 8bpp (for each eye)
- Integrated 100Hz stereo eye-tracking
- Steam® VR tracking with controller support
■必要PCスペック
OS:
Windows 10 (64-bit)
Processor:
Intel® Core™ i7-6700 Processor or AMD AMD FX™ 9590, equivalent or better
Memory:
16 GB RAM DDR4 or more
Graphics:
NVIDIA GeForce® GTX 1080 or AMD Radeon™ RX Vega, equivalent or better
Video Output:
2x DisplayPort ports
USB:
2x USB 3.0 ports
Unity:
Unity® 2017.1.1f1 or higher
Unreal Engine:
Unreal® Engine 4.16 or higher
Hard Drive Space:
2 GB or more
・Varjo 公式サイト
https://varjo.com/