Unity Technologiesは、中国のXiaomiと業務提携、と中国国外からMIUIアプリストアへのアプリ公開を可能となると発表しました。これまで中国国外から中国市場へのアプリリリースは複雑な手続きが必要でしたが、今回の業務提携によりそのハードルが大きく下がることとなります。
中国ではAndroidアプリストアが一つだけでなく複数存在しており、それら全てにアプリを公開することがヒットするために必要な方法とされています。それらアプリストアで広告ネットワークとなるUnity Adsが利用可能となり、アプリの収益化が可能となります。さらに、Unity IAP(アプリ内課金の実装機能)もXiaomiのストアに対応予定とのことで、中国配信アプリでもアプリ内課金の実装も可能になるとのこと。
これまで中国へのアプリリリースが出来なかった企業にとっては、開発のハードルがひとつ下がることでローカライズ費用やカルチャライズ費用へと資金が回せるようになります。日本でリリースされているアプリをそのまま中国へ持っていっても、ヒットするものとしないものがあるため、ローカライズやカルチャライズは必須です。しかし、アプリリリースまでの問題が無くなればそうしたコンテンツ強化に時間が割けるようになるため、日本初のゲームが中国でヒットする可能性が高まります。
・Unity、中国におけるAndroid端末トップメーカー「Xiaomi」との業務提携を発表