数多くのクラウドファンディングがある中、今回注目したのは女性のためのクラウドファンディング『Kanatta』です。女性に特化しているだけではなく、ゼロからプロジェクトを支援してくれるサポート体制や、リアルクラウドファンディングイベントなど、他にはない試みが印象的です。今回、『Kanatta』を運営している株式会社AIRの井口さんにお話を聞きました。
株式会社AIR COO
クラウドファンディング事業に参入したきっかけは?
株式会社AIRは女性の社会進出を理念として2006年に設立された企業で、ドローン事業部からスタートしたのですが、代表の矢口が、女性が出産や育児などを経ても働き続けられるフィールドを作ることに必要性を感じていました。そこに、ドローンで活躍していた佐々木(ドローン事業部)と出会い、ドローンは肉体労働でもなく、女性ならではの感性や繊細さで、空撮や講師ができるので、すなわち女性が活躍できるのではないかと考えてドローン事業部からスタートしました。
今回取材を受けた、株式会社AIR COO 井口
ドローンジョプラスが有力なコンテンツになってきたところで、ドローンだけではなくて、広く女性の社会進出をどうやったら支援できるかと考えていました。目標や夢があっても諦めてしまう要因としてお金に関することがあると気がつき、当時注目されていたクラウドファンディングが良いのではないかと感じて、女性専用のクラウドファンディングを立ち上げようということになりました。
サービスを立ち上げてから反響はどのくらいありましたか?
サービスを立ち上げた時に反響があったかと言われればそこまでではありませんでした。でも、実際にKanattaを利用して目標金額を達成した方が出てくる中で、夢や目標が実現できた事を周りの人に伝えていただき、それを機に取材を受ける事も増えてきたので嬉しく思っています。
プロジェクトを起案できるのは女性だけでしょうか?
起案者は女性に限定しています。しかし、起案者を女性としてチームで立ち上げていただければ、男性が含まれていても問題ございません。現在、人工衛星を打ち上げたいというプロジェクトでは女性の方を代表に、男女数名のチームで起案されています。
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